ノーマルプラムライン装置《DP-01C》
プラムラインとは、水圧や地盤の変形などによりダム堤体に生じるひずみを測定し、ダムの安全性をチェックする計器です。
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ノーマルプラムラインは。振り下げ装置で固定した上端から、下端に重錘(コンクリートや鉄板などの重り)を吊るしたもので、ダム堤体の上部と底部の相対変位量から、たわみを測定します。測定箇所は、中段測定室と下段測定室があります。
ダムの変位測定のために設置されるノーマルプラムライン装置は、巻上器・ステンレスワイヤー・重錘・オイルタンクで構成されています。
この装置は、ダム堤体内の竪坑上部にプラムラインの長さ調整のための巻上器を取り付けて、下げ振りの固定点とします。プラムライン下端の重錘は、ダンパーオイルタンク内に在って、ワイヤーを常に重力方向に安定させています。測定点には、手動により現地観測をするコーディネーターや、隔測自動検出するためのたわみ検出器を取り付けます。